イタリア トスカーナ産
エクストラヴァージンオリーヴオイル
1986年に来日し、20年余りを東京で暮らした
フィリッポ・フィオレンティーニ(1952-2010)
こよなく愛した日本で見つけられなかったものは、故郷トスカーナの味
自家農園のオリーヴオイルで育った彼は、農学者の父の農園を受け継ぎ、
1997年、オリーヴオイル“サンマルティーノ”を誕生させました
トスカーナ産特有の緑の香り豊かで軽やかなあじわい
フィレンツェ郊外サンマルティーノ アッラ パルマの小さな農園から
古き良き伝統の味をお届けします
ルネッサンスの都フィレンツェの西8Kmに位置するサンマルティーノ アッラ パルマは、地元ではオリーヴオイルの名産地として知られています
この地域一帯は、夏暑く冬寒い地中海気候、丘陵地帯、粘土質かつ石灰質の土壌、というオリーヴの生育に理想とされる条件を兼ね備えています。
教会をのぞむカポンチョリ農園は、古くから牛や鶏を飼い、オリーヴや葡萄の栽培をしてきました。
およそ10ヘクタールの敷地には、“フラントイオ”、“レッチーノ”、“ペンドリーノ”、“モライオーロ”の4種を中心に1000本のオリーヴの木々が栽培されています。
家族のために造られてきたオリーヴオイルは、何も足していない、何も引いていない、自然の恵みそのものなのです。
10月下旬から11月初旬に収穫が始まります。オリーヴの木の下に網を敷き、小さなクマデのような道具“ラストレッリーノ”でオリーヴの実をひっかけて地面に落とします。すべての実を摘みとったら、網のふちを持ち上げ実を集め、プラスティックのケースに収めます。 満杯で約20kg。根気のいるこの作業が延々繰り返されます。
収穫したオリーヴの実は、丘むこうのフラントイオ(製油所)に運ばれオイルにします。まず、オリーヴの実を洗浄し、葉を取り除きます。次に、直径1.5メートルほどの石盤2枚(石臼)が爆音をたて豪快にかつ丁寧にオリーヴの実をすりつぶします。 ペースト状になったオリーヴの実は、30分間撹拌された後、さらに別の容器で30分間撹拌されます。こうして、オリーヴオイルの粒子が細かくなります。このステップがオイルの良し悪しに大きくかかわってきます。次に、遠心分離機で固形部分と液体に分け、その液体水分を取り除くと、ようやく“一番搾り”のオリーヴオイルが出来上がります。時間にして約2時間。全行程が27℃以下の低温の状態で行われるコールドプレスで、栄養・香り・味の優れたオイルになります。
製油されたオイルを1ヶ月休ませ、無濾過のオイルの上澄みを容器に詰めます。(ノンフィルター)
剪定は、良い実をつけるために大変重要なプロセスです。適切な位置で剪定することで良い実がつきます。収穫後、翌シーズンに向けて全体的に剪定します。4月以降は、 実の生育を促すために木の根元から生えてくる細い枝などの不要な部分を切ります。木の周囲の下草刈りも定期的に行います。5月には、ミニョラmignolaと呼ばれるオリーヴの花のつぼみがつきます。これらが実になるので、その年のおおよその出来高が予測できます。
エクストラヴァージンオリーヴオイル
手摘み、石臼でコールドプレス、ノンフィルターの伝統製法で作られたエクストラヴァージンオリーヴオイルです。
フィレンツェの人々が愛する、オリーヴの香り豊かな“ピッツィキーノpizzichino=ピリッとした”味わい。
野菜、肉、魚、いずれとも相性が良く、食材の良さをひきたてます。
加熱せず、そのまま料理にかけてお召し上がり下さい。
パッケージは予告なく変更することがあります。
メールオーダー承ります。 info@smartino.info までご連絡ください。